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演習不足の格差

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一学期にも傾向が出たかと思われますが、
夏休みを経て、この二学期は、さらに、
演習不足の格差が出てくることが
予想されます。


昨今の私立校・中高一貫校では、
『演習』は、家で、宿題で、
やってきてもらう傾向があり、
今回の事態下で言えば、
“その”宿題が増えた=
『演習』が増えたにも関わらず、
格差が出たということに
なったと思われます。


最近の傾向ではありますが、
宿題をやってきてはいるものの、
実質、『演習』になってきていない
ように思われます。


今も昔も、答えを丸写しにしている
ということは論外ですが、昔は、
それでも、締め切りギリギリまで、
自力で『早く』解くことで、
間に合わせようという方が
多かったように思えます。


しかし、今は、じっくりゆっくり解いて、
解き切れなければ、時間が間に合わなければ、
答えを書かずに、赤ペンで×だけして、
終わりとしている方が多くなっているように
思われます。


締め切りギリギリになって尚、
時間をかけて、ゆっくりじっくりやって、
やりきれなければ、やり切れないで、
仕方ない、仕様がないというスタンスなのかも
しれませんが、それでは、宿題は、全く
意味を成しません。


塾でも目立つようになってきていますが、
宿題1ページを終わらせるのに、
1・2時間もかける方が増えてきています。


本人からすれば、立派な『勉強』、
よく考えて、理解し、納得できなければ、
先に進んでも意味が無いというつもり
なのかもしれませんが、
以前も書いた通り、高校までに習う
“たかだか”学校の勉強“ごとき”は、
前代未聞、未解決の問題でも、
歴史を変える研究でもありません。


それほどまでに『考えなければ』
ならないのであれば、そのこと自体が、
問題になってきます。


そもそも、学校教育、学校の勉強は、
『初学者』に合わせて、わかりやすく、
『覚えやすく』『教わった通りに』
『素直に』やれば、言い方が悪いですが、
『何も考えなくても解ける、答えれる』ように
なっています。


それだけで、難しい受験問題を解けるのかと、
言われれば、そこから先『考える力』が
必要になってくると言えますが、
“たかだか”学校の勉強“ごとき”
馬鹿の一つ覚えでも、何も考えずとも、
教科書に書いてある通りに、
問題集に書いてある通りに、
例題通りに、やって、覚えて、
身につければ、解ける、答えられる
ようになっています。


そのことをいくら訴えようとも、
上記した『考える』勉強をと
求めている方は、どんなに
結果が伴っていなくとも、
まるで、自分が正義のごとく、
意固地なまでに、じっくりゆっくりを
テスト前でも強行する傾向があります。


こうなると、少なくとも、
授業の進度の早い私立校・中高一貫校では、
『(学校の勉強に)向いていない』という評価が、
下されることになるでしょう。


実際に、最近の私立校・中高一貫校生で、
成績を落していく方、落ちこぼれていく方には、
このタイプの方が増えてきており、
どんな成績、学力の状況であろうとも、
そのスタンスを変えることなく、
進級・進学出来なくなる時を
待つようになっています。


進級・進学出来なくなってからも、
そのスタンスを突き詰めていったのかは、
定かではありませんが、よほど確立された
独自の理論、理屈で、世間に認められない限り、
社会に出て、仕事をするにおいて、
弊害を生むことになるでしょう。


会社に勤めている親御さんなら、
すでにそういった傾向のある、スタンスでいる、
部下、後輩、新入社員の方が増えてきていると
感じられると思います。


教えたこと通りにやらない上に、
じっくりゆっくりやりたがり、
仕事が進まず、締め切りギリギリに
なっても、そのスタンスを変えず、
結果、様々なことが間に合わなくなって、
多くの方がサポートする羽目になる。


まだ若いから、新入社員だからで、
『いつまで』『どこまで』許していくのか、
サポートしていくのか、教育界でも
問題になっている、なっていたことが、
まさに、今、全て棚上げされて、
親御さん世代の方に、降りかかって
きている、降りかかると思われます。


皮肉なことに情報化、スピード化が
進んでいる中で逆行するかのような、
教え、学びが、今の教育のトレンドと
なっており、今後、それを『勘違い』して、
こじらせてしまう方を多く輩出していくことと
なると懸念しております。


考える力や物事を深く、理解し、
独創的な発想やアイディアを出すためには、
土台となる『基礎学力、知識』が必要であり、
その『基礎学力、知識』無しに、
『それら』だけを特化するようにした結果が、
この問題を生み出していくことになると
思います。


こういった教育の状況下でも、出来る方は、
非常に良く出来ていくため、その分、
『出来ない方』は異常に目立っていくことに
なります。


話が壮大になってしまいましたが、
“たかだか”学校の勉強“ごとき”の、
さらに宿題“ごとき”において、
じっくりゆっくり時間をかけてやって、
勉強した気になっているようであれば、
それを認めてくれる、評価してくれる
組織、機関に転属、転校することを
オススメします。


最終的に受験となる進学校でも、
受験無く高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校でも、
目指しているのは、『現役』で、
有名国公立、私立校、四年制大学への
進学というのが、最終目的となっています。


そのために、高校3年までの期間に、
『間に合う』ように、『間に合わせる』ように、
カリキュラムが組まれています。


そのことをよく考えて、もう一度、
自分のやり方、考え方を見直してみることを
オススメします。







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by eikan-seirios | 2020-09-27 13:48 | #勉強 #学習 #教育 #私立校 #中高 | Trackback | Comments(0) async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-5190419367381851" crossorigin="anonymous"> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});